大臣閣議後記者会見の概要 ( 2003/06/03 )
於参議院議員食堂 9:11〜9:27
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(閣議/閣僚懇)
それでは、今日の閣議と大臣発言についての報告をいたします。
一般案件が2件です。国会提出案件は7件ございました。いずれも当省関係はございません。法律の公布が3件ございました。政令が3件で、当省関係では、輸出貿易管理令の一部を改正する政令がありました。人事案件が2件でございました。
大臣発言に入りまして、官房長官から、交通事故の状況と交通安全施策の現況等の話と年次報告、いわゆる交通安全白書についての報告がありました。
国土交通大臣から、平成14年度首都圏整備に関する年次報告についての報告がありました。
続いて、石破防衛庁長官から、シンガポール共和国で行われたアジア安全保障会議の出張報告がありました。
それから、私から、5月30日にNEDOの次世代無人宇宙実験システムユーザースの帰還・回収についての報告を行ったところです。これは、ご承知のように、5月30日金曜日の9時50分に、小笠原諸島東方の公海上で、ユーザースの帰還・回収が無事成功したということです。これは、昨年9月にH2Aによって打ち上げられた後、宇宙の無重力環境を活用した大型超伝導材の製造実験を行うとともに、これが非常に意味があるのですが、我が国初の宇宙軌道からの帰還に挑戦をして、無事回収できたということで、今後も役立てていきたいという報告でございます。
それから、私からご質問を受ける前に一言発言をさせていただきたいと思います。
東京電力の一連の不正問題については、原子力安全に対する国民、中でも、原子力立地地域の皆様に大変なご迷惑をおかけしてまいりました。経済産業省としては、このような問題が二度と発生しないよう、再発防止に努めるとともに、停止中の原子炉については、一つ一つ安全確認を行い、地元の皆様に対して説明を行い、理解をいただくために努力を行っているところであります。
その一環といたしまして、当省として、6月6日に、柏崎刈羽地域の住民の皆様に対する説明会を柏崎市において開催するとともに、柏崎市議会、刈羽村議会においても、国から説明を行うことにしております。その際に、私からも、これまで地元の皆様方にご迷惑をおかけしてきたことについておわびを申し上げるとともに、今後、国として、きちんと安全確保を行い、結果について理解を得るための努力を続けていくことについて、私の決意をお伝えするため、地元を訪問することにいたしました。
当日は、柏崎市議会全員協議会、刈羽村議会全員協議会、住民説明会において、こうした私の考えをお伝えするとともに、平山新潟県知事、西川柏崎市長、品田刈羽村村長にもお目にかかることにいたしております。
当省としては、地元説明会は、今後、柏崎刈羽地域では、当日の6日も入れて3回開催を予定しておりまして、また、関係する議会に対しても説明を重ねていくことになると考えております。ちなみに、6日に柏崎市、8日に刈羽村、19日に柏崎市の予定でおります。
私も、地元のご理解をいただくために、地元には、今回だけではなくて、重ねて足を運び、直接お話をする機会を持たせていただきたい、こんなふうに考えているところです。
私からは以上です。 |
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| 【関東圏電力需給問題】 |
Q:
新潟で積極的なご説明をされるということですが、福島に関しましては、今のところのご予定といいますか、大臣のお考えをお願いいたします。 |
A:
私も、国会答弁で既にお話ししているとおり、福島に関しても、地元の皆様方のご要望、そういう必要があれば、いつ、いかなるときでもお伺いして、そして、お話し合いをさせていただきたいと思っておりまして、そういう意味では、新潟を偏重するということではなくて、福島にも当然お伺いすることになるかと思います。 |
Q:
昨日、神奈川県知事と横浜市長が、半袖でということを申しましたが、その取り組みにつきまして、平沼大臣のご感想をお願いします。 |
A:
やはり、夏場を控えて、大変電力の需給バランスがクリティカルになってくるわけでありまして、経済産業省としても、節電キャンペーンをさせていただいているわけでありまして、そういう意味で、知事と市長が率先をして、ああいう形で働きかけていただけるということは、私は非常にいいことだと思っております。電力状況ということ以外にも、やはり、こういう省エネは、心がけなければならないことでありますから、そういう意味でもいいことではないかなと思っております。 |
Q:
大臣ご自身と経済産業省がそういうことを実行するようなことは、今後あるのですか。 |
A:
既に節電というのはやっております。それから、真夏の勤務時間帯には、なるべく快適な形で過ごせるように、そういうことは当然心がけていきたいと思います。
ただ、やはりそれぞれ関係業界がありまして、例えば、かつてノーネクタイ運動をやったときに、ネクタイの業者の皆さん方が大変困られたということもあるわけです。ですから、そういうことも勘案しながら、本当に快適な真夏の過ごし方を企画していかなければいけません。余りにもそういう形になりますと、非常に今厳しい中で頑張っておられる業界の皆様方にもろに影響が出るということも、経済産業大臣としては、考えていかなければならないと思っております。国会でも、そんな趣旨の答弁をさせていただいています。 |
Q:
6日の訪問の位置付けを確認したいのですが、7号機の再開やもしくはひびの入っている炉の運転再開をお願いするということですか。 |
A:
それとは全く関係なくて、私はいつも繰り返していますけれども、まず、一つ一つしっかりと安全を確保するという努力をしていくことが先決でありまして、6日は地元からのご要請もあり、また、これまで大変ご迷惑をおかけしてきたわけですから、私どもは、これまで取り組んできたこともご報告したい、そしてまた、おわびもする、こういうことで、例えば、7号機を再開するとか、そういうことは今回は考えていなく、一つ一つ安全性をチェックして、そして、地元の皆様方のご信頼を得ることがまず大事だと思っています。既に保安院長を初め、一生懸命努力しておりますけれども、私も努力していくということであります。 |
Q:
平たく言うと、再開へのお願いではなくて、これまでやってきたことを総括していくということですか。 |
A:
それからあと、大変ご迷惑をおかけしたから、そういうことも話させていただこうと思います。 |
Q:
福島を訪問されるのは、どのような条件が整ったときになるのでしょうか。 |
A:
福島は、双葉郡でそれぞれ代表者の方から再開という方向で、皆様方の意思の表示がございました。そういう意味で、だんだん私がお伺いする条件が整ってきているのではないかと思っております。あとは、地元の方々と連携をとりながら、必要なしかるべきときに訪問させていただいて、しっかりとご説明をさせていただき、また、ご迷惑をおかけしたことについては、エネルギーの担当の責任者としてやはりおわびをしなければいけないと思います。 |
Q:
去年の8月にトラブル隠しが表面化して、それから今回大臣が行くまでに半年以上かかっているわけですけれども、それについて、どのようなお考えですか。 |
A:
その間、経済産業省としては何もしていなかったわけではなくて、安全性については非常に周到にチェックし、体制を整えてきたわけであります。そういう中で徐々に地元の皆様方のご理解も得られ、原子力安全・保安院を初め体制を整えてきました。そういう中で、ようやく私がお伺いすることへの地元の皆様方の了解も出てきたということです。
ですから、今までやってきた一連の私どもの努力といいますか、そういったものと、それから、地元のご理解が得られた、そういうような形で、この6日は、私が説明することになったということでございます。 |
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| 【国産ジェット旅客機の開発】 |
Q:
先週末発表になった国産で初めてのジェット旅客機をつくるプロジェクトなんですけれども、経済産業省としてもかかわっているということで、政府としては、どういったバックアップというものをお考えですか。 |
A:
これは、予算の中で10億円計上させていただいて、日本の蓄積した航空製造技術を、やはり世界に向かって貢献をしなければいけないと思います。それから、特に大型のものはともかくとして、発展途上国を中心に、また、国内でも中型ないしは小型の乗用旅客機のニーズが高まっています。それに向かって、やはり日本も、それに貢献をしていくべきだし、裾野産業は広いわけですから、そういう意味では、新しい一つの経済活力を生むことにもつながるわけですから、ここはしっかりやっていただきたいということで予算を計上しました。
特に、東南アジアの国々からも非常に期待が高いということも背景にあります。 |
Q:
航空機ビジネスというのは難しいということがありますが、うまくいかなかったとしても、やはり必ず成し遂げるまでは進めていくというプロジェクトですか。 |
A:
日本の場合には、YS11という大きな実績があります。ですから、そういう培った実績をもとに、航空機業界は非常に厳しいということは承知しておりますけれども、超大型とか、そういう形ではなくて、これからますます需要が高まる中近距離の輸送というものに適したものは、非常にビジネスチャンスが私どもはあると思っております。 |
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| 【関東圏電力需給問題】 |
Q:
おわびの内容、具体的に何をおわびするのかということを少し具体的に教えてください。 |
A:
大変ご協力をいただいている立地地域の皆様方に、事業者のいわゆる不正とはいえ、大変な不安とご迷惑をおかけしたことは事実です。ですから、それに対しては率直に、エネルギーを所管する役所の責任者としては、おわびを申し上げ、これから二度とそういうことを繰り返さないための安全の確立にこれまでずっと努力してきましたから、そのこともあわせてご報告をさせていただいて、そして、安心していただく、そういうことでございます。
(以 上) |