大臣閣議後記者会見の概要 ( 2002/04/23 )
於記者会見室 9:32〜9:47
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(閣議/閣僚懇)
それでは、今日の閣議と閣僚懇談会のご報告からさせていただきます。
一般案件が5件でございます。当省関係はございません。国会提出案件が4件でありました。これも当省関係はありません。公布法律、これが3件ございまして、この前議了しまして、特定機器に係る適合性評価の欧州共同体との相互承認、これが公布になりました。人事案件が5件でございます。
それから、大臣発言になりまして、農林水産大臣から、13年度の森林・林業白書についての報告がありました。
防衛庁長官から、大韓民国への訪問についての出張報告がありました。イ・ハンドン国務総理、キム・トンシン国防部長官と会談をし、有事法制等について説明をし、多国間安保対話の重要性、それからワールドカップサッカーに対する警備、こういったことで有効な話し合いができたということでありました。
財務大臣から、7カ国財務大臣・中央銀行総裁会議等についての報告がありました。
アメリカに対して、塩川財務大臣から、景気が非常に、アメリカは上向いて回復しているけれども、これは本物ですか、という質問をしたところ、オニール財務長官は、若干の不安定要因があるけれども、おおむね良好であるという答えが返ってきたと。日本に対しては、経済対策、目に見えるそういうものを期待すると。それから、金融機関の特別検査についての質問があったと。これに関しては、実施をし、そしてさらに検査官を駐在させるということで、万全を期してやっていくという説明をした。さらに、パリで行われる会合で、6月だそうですけれども、具体的にいろいろ話をする。管轄外だけれども、石油に関しても話題を出して、石油価格はどうなるかということで、オニール財務長官は、スポットは若干高めだけれども、先物は非常に安い、それは、これから開発可能で有望な油田というものがたくさんあるということも影響しているであろうと、いずれにしても、注意深く見守っていかなければいけないが、そういうカタストロフィーが来るということは認識をしていない。こういうことでございました。
それから、G7の話の中で、アルゼンチンの危機回避とロシアに関しての話が、非常に大きな話題としてでたと。アルゼンチンの危機回避に関しては、思い切った措置をしなければならないというような共通の認識があった。IMFがコミットをしていくに当たっては、独裁政権の残滓的な制度、そういうものを改めないと、なかなかできないのではないかという認識がありました。
それから、ロシアに対しては、各国からロシアの経済状況等についての意見交換があったということです。
日本については、経済についての要望が強かったと。それから、不良債権の処理については、各国からの期待が非常にありました。これに対して、塩川財務大臣からは、昨年9月にまとめた、骨太の方針を着実に実行をしている。さらに具体的にするために、減税を含めた税制を具体化してということで答えておいたということです。
それから、ロシアとの個別会談をやったのだけれども、ロシア側からは、核兵器と生物兵器の未処理のものがたくさんあるので、それに対して、アメリカとドイツでは、それに協力するという形で募金までしてくれている。大変な経費がかかるので、日本もひとつ援助してくれという話があった。アメリカでは、100億ドル単位で募金を集めるという動きがあるようです。これは外務省マターだけれども、そういう話が出たので、自分は財務大臣の立場として、ODAを削っているぐらいだから、なかなか日本は厳しいという返事をしておいたと、そのようなことでありました。
環境大臣から、第4回日中韓3カ国環境大臣会合の報告がございました。
閣僚懇談会に入りまして、文部科学大臣から、アフガニスタン暫定行政機構のアミン教育大臣の訪日についての報告がありました。16日から19日まで来られていたようで、いろいろ教育の問題が、非常に復興については大きな問題なので、日本から全面的に、カブールだけではなくて、全国レベルでの、いろいろな支援を期待するということのようでした。
それから、農林水産大臣から、諫早湾干拓事業の推進、短期の開門調査と平成18年度の事業完了について、そういったところで理解をいただいて、明日から海水を調整池に導入することを予定し、梅雨入り前までに一定の期間、海水を導入して、状況を見るということでございました。
それから、私から。細かくは事務方から内容はご説明しますが、今朝8時から約40分間、ゼーリック米通商代表と電話会談をいたしました。その中でいろいろ意見交換が出ましたけれども、ゼーリック代表は、もし対抗措置をやるとしたら、それは一方的だから、米国は反対だと、WTOの決定を待つ間、90日の対抗措置の期限が延長できると。それから、私どもが前回会談のときに言った、代償リストについては、レビューをしていると、しかし政治的状況のために、はっきりしたことは言えないということでした。それから、意外なことだったのですけれども、日本の鉄鋼業界はセーフガードの被害は余り大きくないと言っているという話もありました。除外品目については、業界の要請をしっかりと検討し、それを加速したい。
EUとの一方的措置の危険さをラミーとの間で議論をした、WTOのパネルの判断を待たずに、一国の判断で決めることは危険だ、EUの加盟国の内にも、このような意見があると。それから、厚板で対抗措置を発動することを検討しているらしいけれども、米国としては、厚板を板類の一部として扱っている、この判断を一国の考えで争うことはおかしいのではないかという話がありました。それから、一方的な措置は、米国内の保護主義的な人々にとって歓迎されますというようなお話でした。
私からは、鉄鋼業界のコメントというのは、それはよく承知していないけれども、米国内の鉄鋼の価格が上がった、そういうことを日本の鉄鋼業界は言及したのではないのかと私は言っておきました。それから、米国が代償を提供するということであれば、セーフガードにコストがかかることを示す大変意義のあることで、それにより、保護主義に反対する米国のリーダーシップを示すことができるのではないですかということを言っておきました。
対抗措置は、一方的な措置ではなくて、これはWTOの制度上も認められている制度だと、日本は米国の措置のWTO違反を対抗措置で争うのではなくて、それはパネルでやっているのだと、絶対的に輸入の増加のない場合にはパネルの判断を待つことはなく、リバランシングができるのだと、これは米国がアンチダンピングの措置をとるときに、パネルの判断を待たないのと同じではないですかと。それから、米国は違った種類の品目を板類としてくくってしまっているけれども、ITCのレポートでも個別に分析されているのではないのか、ここでも厚板の輸入の減少が明らかで、この点についてのリバランシィングの措置をとるときにパネルの判断は必要ないと私どもは考えております。
また、あとは細かくなりますけれども、閣議の時間が迫ってきて、ゼーリックさんが5点についていろいろ言われました。そこでタイムリミットになったので、5月1日に私が参りますから、そこでまた、ゆっくりとやりましょうと。要は、米国とは非常に大切な関係で、したがって、私どもとしては、これからもしっかりとした話し合いのベースは崩さずに、また、EU、その他、中国、韓国とも協力をしながらやっていきたいと思っております。
私から以上です。 |
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| 【米国鉄鋼セーフガード】 |
Q:
代償措置の件ですけれども、今日のゼーリックさんの言葉からすると、代償措置はないというようなニュアンスだったのでしょうか、あるいは可能性はあるというニュアンスだったのでしょうか。 |
A:
非常に政治的ということを言われましたから、なかなか難しいという認識ではないかと思っております。 |
Q:
そうすると、対抗措置の準備に入ると思うのですけれども、具体的に今後のスケジュールとしては、例えば、対象品目をいつごろ決めて、いつごろ発動するか、そういうことはいかがでしょうか。 |
A:
これは、この前の会談のときも、そういう形で準備に入らざるを得ないと、こういうことは、私も言っております。ですから、5月1日もありますし、一方においては、準備をしながら、しかし、大切な日米関係でありますから、話し合いも精力的にやろうと、こういうことでございます。 |
Q:
対抗措置は、準備に入っていると考えてよろしいのでしょうか。 |
A:
それは事務的な中で、検討をしているのは、当然ルーティンとして当たり前であると思っています。それをやるやらないということは、また別問題で、作業としては、それは当然やるわけであります。 |
Q:
そうなると、関税を引き上げるリストというものを作らなくてはいけないと思うのですけれども、リストの作成作業には入っているということですか。 |
A:
そこまでは、まだちょっと詳しく申し上げられません。 |
Q:
90日の期限を延ばすことができると、ゼーリックさんがおっしゃったということですが、これは政治的に、いろいろ検討する部分もあるので、時間がかかるので、即座に90日が来たからといって打たないで、もうちょっと待ってくれと、こちらもやりたいよ、というニュアンスなのですか。 |
A:
交渉ですから、いろいろなことがあると思いますけれども、90日というのは原則だと私どもは思っております。 |
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| 【石油公団】 |
Q:
四者会談、石油公団の方はどうでしょうか。 |
A:
これは今、この前四者会談で中心になって取りまとめてくださった麻生政調会長が、政調会長として重要案件ですから、閣議決定の線ということの中で、精力的にやっていただいています。今日も恐らく、政調の部会が開かれると思いますし、また堀内総務会長との間で話し合いも行われるやに聞いています。その結果、四者会談、こういうことになるのではないか、だから、今日の成り行き、動向次第、そういうことだと思っています。 |
Q:
先週の末に、麻生さんと大臣はお会いになっているのですけれども、そのときに公団の話で、どういうふうな議論がありましたか。 |
A:
先週の末というのは、四人会のことで、あのときは、2人以外の2人いましたので、その話はしませんでした。 |
Q:
最終的に、法案の提出の時期は、めどは立っているのですか。 |
A:
我々としては、連休前に閣議決定したい、という気持ちは持っています。しかし、これは相手のあることでございますから、the sooner the betterと、こういうふうに今は申し上げます。
(以 上) |