通産大臣辞表提出後の会見 ( 2000/12/05 )
於記者会見室 10:33〜10:50
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(閣議/閣僚懇)
本日、閣議で辞表を提出をしてまいりました。
7月5日に就任をいたしまして、ちょうど5カ月でありました。
期間は、非常に短かったわけでありますけれども、省内の、大変、皆さん方のご協力をいただいて、私としては、非常に、ある意味では、成果のあった5か月だったなという感慨を持っています。
一つは、まず、FTAというのをシンガポールとの間で現実の具体化ができたということも、非常に、私としては、満足していることであります。
これは、省内の、本当に、スタッフの皆さん方が、大変努力をされ、ちょうど、私のときに、タイミングが回ってきたということで、日本にとっては、初めてのFTAが動き出したということは、非常に良かったなと思っています。
それから、イランとの石油の優先権の獲得も、これも、スタッフの皆さん方が本当に一生懸命に努力されて、結果的にはハタミ大統領と森首相との間で、基本的な合意が成立して、1年以内にこれを現実のものにすると、こういうことができたということは、非常に良かったと思っています。
それから、経済構造改革の担当大臣として、いろいろな仕事をさせていただいて、それなりに実績を上げることができたと、これも、私は、非常に、自分自身満足はしていることです。
もう一つは、愛知万博の件だったんですが、愛知万博の件も、これは、非常に、停滞をしておりました。
そういう中で、しっかりした受け皿の議連を立ち上げることができて、消極的だった方々も、私が何回も出向いて説得をして、皆さん方、非常に、やる気になってくださったということと、それから、愛知万博の事務局体制も一新をいたしまして、そういう中で新しい布陣の中でやると、そういうことで、国際博覧会協会も、現地視察をし、そして、正式に、この12月に決定をすると、こういう、今、順序で進んでいることも、私も、それなりに努力をさせていただいたんで、非常に良かったなと。
また、新しいイメージをそこにつけなきゃいかんということで、元X−JAPANのYOSHIKIさんという、大変、天才的な若者ですけれども、彼も全面的に協力をすると、こういうふうに言ってくれましたので、彼の、そういう感性、あるいは作曲能力、そういうものを生かしながら、新しい万博の目が出てきたのかなと、こんなふうに思っています。
それから、もう一つは、貸し渋り対策で始まった中小企業に対する、言わゆる特別保証制度、これは、1年延長して来年の3月に期限が切れると、こういうことでありまして、特例措置であったわけですけれども、この臨時国会で、やはり、中小企業の状況はなかなか厳しいものがあるし、それから、やはり、中小企業というのは、日本の経済基盤の、言わゆる根幹を支えてくれていると、重要な役割を担っていただいているので、来年の4月以降に新たな一般保証制度、拡大した形の一般保証制度、これを仕上げることができたということは、私も、良かったなと思わせていただいています。
それから、言わゆる経済構造改革、ITの中の一環の作業として、通商産業省の皆さん方が各関連省庁に働きかけていただいて、言わゆる書面法、50本の法案を一気に改正して、IT化時代に対応する第一弾として、これも、ほかの国会で成立させることができたということは、私にとっても大変思い出深いことでございます。
その他、5か月間、通産省に居させていただいて、来年からは、言わゆる経済産業省と、こういう形で経済に責任を持って、この役所が、さらに活躍をしていくという中で、先人の皆さん方が一生懸命やってくださった、その路線を、経済産業省に向けて、ある程度敷くことができたということは、これも良かったなと、そういうふうに思っています。
そういう形で、短い5か月でございましたけれども、記者クラブの皆さん方のいろいろなご協力もいただきながら、大変充実した5か月を過ごすことができたと、こういうことで、改めて、皆様方にも感謝を申し上げたいと、こういうふうに思っております。
閣議のことをちょっとご報告をいたしまして、その後、ご質問を受けたいと思います。
今日は、閣議案件は、大蔵省関係合わせて9本でした。質問書等も入りまして9本。
それから、公布(法律)は、マンションの管理の適正化の推進、それから、原子力発電の施設立地、この2本であります。
政令は6件ございまして、当省関係はございません。
それから、人事案件が1件と、配付資料は平成12年度年次世界経済報告、こういうことでございました。
この平成12年度の年次世界経済報告白書について、堺屋経企庁長官から説明がございました・
それから、総理から、特に、発言がありまして、今日は最後の閣議であると、そして4月に小渕前総理から引き継いで、6月25日の総選挙の後の第二次改造内閣直後にサミットがあり、第二次森内閣としては、閣僚の皆さん方の力をもらって、景気回復と教育改革と社会保障改革と経済構造改革と司法改革、これらに全力で取り組んできたと、そういう中で大変成果が上がったことを、関係閣僚に大変感謝を申し上げたい。
それから、臨時国会においては、景気を回復基調から安定軌道に乗せる、そのための補正予算、そういう強力な補正予算も成立することができたことは、非常に良かったと思っていると。
さらに、IT基本法も、IT革命、こういう大前提の中で、その基本法を成立させたことも、大変自分としては満足である。
それから、この臨時国会においては、今後、21世紀に明確な道筋をつけるために、健康保険法の改正でありますとか、警察法、それから、行革大綱、そういうものをまとめることができて、これも大きな成果だと思っていると。
最後に、続総務庁長官には、特に、行政改革、そして、省庁再編成を踏まえての行政改革大綱の取りまとめで、大変、連立与党、その閣僚として、非常に、ご尽力をいただいたことを感謝をしたい。
それから、扇建設大臣に対しても、保守党党首として、公共事業のいろいろな面、それから、災害対策等で大変力を出していただいたので、併せて感謝したいと、こういう総理からのお礼の言葉があり、それぞれ閣僚を辞しても、今後とも、ぜひ皆さん方のお力をいただいて、そして、力を合わせてやっていきたいと、こういうことでございました。
それから、官房長官から、本日現在での資産公開の手続をしてほしいと、1月中旬に発表をするので、その記入方法等は、別途連絡をしますと、こういう事務連絡がございまして、そして、閣僚の辞表を取りまとめて、今日の閣議は終了いたしました。
以上です。何かご質問があったら。 |
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| 【第2次森内閣】 |
Q:
一応、5か月間を振り返ったということなんですけれども、何か、改造内閣でまた新しく留任というか、取り沙汰されていられるんですけれども、その辺はどうなんですか。もう既に、そういう、総理の方から、もう一度やってくれというようなことはあるんですか。 |
A:
具体的には、まだ、新聞で非常に躍っておりますけれども、具体的には、まだ何もないですね。ですから、総理から、直には、そういう話は聞いておりません。 |
Q:
その派閥の中でも、まだ、そういう話は出ていないんでしょうか。 |
A:
志帥会の中では、主要の経済閣僚が留任ということであれば、私が留任をすべきだという、そういう話は、志帥会の中で出ているということは事実であります。 |
Q:
まだ、その辺は決着がついていないんでしょうか。 |
A:
こういうときは、当事者には何もニュースが入ってこないものですから。
私も、何か、政調会長なんていうニュースもあったり、国土交通大臣とか、いろいろあったものですが、私には、情報は全くなくて、テロップが流れたり、新聞に出てますが、こういうのは、ちょっと、直には、なかなか入ってこないんですよね。 |
Q:
でも、閣僚の人選をめぐって、今、自民党内で派閥間でいろいろぎくしゃくしたことが起きているということを、自民党の中核を担う政治家の一人として、どのようにお感じになりますか。 |
A:
私は、やはり、森総理が第三次の森内閣をつくるわけですから、やはり、私の心境もそうですけれども、やはり、人事というのは総理大臣の専権事項ですから、私は、総理が、一番、今の政治状況を考えて、また、経済状況を考えて、あるいは、また、社会状況を考えて、一番、ご自身が適切だと、そう思う人事を、思い切って、私は、おやりになればいいと、そういうふうに思っています。 |
Q:
仮定なんですけれども、そうすると、留任の要請があれば、そこは受けられると・・・。 |
A:
そうですね、私は、この5か月、本当に役所の皆さん方に助けていただいて、そして、5か月仕事をしてきました。
ちょうど、来年から、先ほど申し上げましたように、経済産業省になる、そうすると、ますます通産省の役割というのが非常に大きくなろうと思います。
特に、経済構造改革、あるいは、ITと、そういう問題や、さらには、エネルギー政策や特許の問題、あるいは、新しい科学技術創造立国としての技術開発の問題、非常に多くの、特に、中小企業対策もそうですけれども、頑張ってやらなければならない、そういう課題がたくさんあるので、5か月、ここで、みんなと共に働かせていただいたので、もし、仮定の話ですけれども、そういうことがあれば、力いっぱい頑張らせていただきたいなというのが率直な感じです。
けれども、これは専権事項のある人が決めることですから。
そういう気持ちは持っていますね。
(以 上) |