大臣臨時閣議後記者会見の概要 ( 2000/07/25 )
於記者会見室13:18〜13:44
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( 閣議/閣僚懇 )
昨日も閣議がございましたけれども、今日、臨時閣議がありましたので、併せて今日、会見をいたしますと、こういうことでご協力をしていただいて、ありがとうございます。
昨日の閣議に関しましては、通産省関係の私の発言要旨は既にお手許にお配りしてあると思います。
九州・沖縄サミットの成果を踏まえて、通産省として、全力を尽くして、政策の遂行に頑張っていきたいと、こういう趣旨で発言をさせていただいた次第であります。
その他、もう既に皆様方は入手されていると思いますけれども、閣議においては自治大臣をはじめ、交付税関係で話がございました。
また、外務大臣、それから、郵政大臣、これは、いずれもサミット関係で発言がございました。
それから、総理からは、外務大臣が外遊するときに、臨時外務大臣代理に中川官房長官を充てると、こういうことがございました。
それから、閣議後の懇談会はいろいろと発言がございまして、国土庁長官から、三宅島ほか、伊豆諸島に現地に行ってきたという報告がございました。
また、自治大臣からも、伊豆三島の件で、機動隊も含め、また、消防も待機をさせ、現地にも人員を派遣していると、こういう説明がございました。
それから、建設大臣から、提言として、伊豆三島に行ってきたけれども、防災服が周りの色と全く溶け込んでしまって、保護色になってしまって、二次災害が起こる恐れがある。したがって、建設省としては、国土庁を含めて、抜本的に防災服を見直す、具体的には、目立つような、そういうカラーを使ったり、新素材を使ったり、あるいは、蛍光塗料などを塗ったような形で、目立つ、二次災害を起こさないように、自分は建設省にそういう指示をする。
こういう発言がありましたら、運輸大臣からも、それは結構なことだと、国土交通省になるのだから、運輸省もそういった形で検討していきたいというような話があったわけであります。
それから、文部大臣から、文部省、科学技術庁が協賛をしていて、いわゆるお台場で「21世紀夢の技術展」というものを開催していて、ここが非常にこれからの科学技術にとって、よくわかる展示である。しかも、各省が協力をしているので、是非、皆様、この「21世紀夢の技術展」に行っていただきたいと、こういうことがございまして、私も時間を見つけて行かせていただこうと、そんなふうに思っております。
それから、建設大臣が、もう一点、中尾元大臣の件で、21日、起訴をされたけれども、建設省としては、国民の信頼を回復するために、毅然として対処をしていきたいし、いかなることも自分の責任において、マスコミを中心として国民に明らかにしていきたいと、こういう決意表明のようなお話が建設大臣からありました。
大体、昨日の閣僚懇談会は以上のとおりでございました。
今日の臨時閣議について申し上げます。
まず、皆様方、ご承知のように、いわゆる平成12年度の一般会計公共事業費予備費使用、これは14件、それから、平成12年度特別会計予備費総則第13条第6項の規定に基づく経費の増額12件、いずれも大蔵省、この決定がございました。
内容的には、後でお配りをいたしますけれども、公共事業費予備費については、去る7月7日、速やかに使用すべきという総理からの指示を受けて、その後、与党との間でも調整を行って、約4,800億円について、本日、使用について閣議決定に至った。そして、関係閣僚においては、この円滑な執行に格段の協力をいただきたい。5千億円でありますから、残る200億円に関しましては、既に発生した災害にかかる復旧費用をはじめ、これは、災害対策に充てる。特に、伊豆諸島などのそういう災害対策に充てることとし、被害の確定などを待って、改めて閣議に諮って、その上で決定していきたい。4,800億円については、有珠山の対策費が約200億円含まれている。こういう報告がございました。
これに関連して、自治大臣からも、公共事業費予備費の使用に関連して、地方負担額に関しては、地方団体の財政運営に支障が生じないように、原則として地方債の発行でこれに対処していきたい。
そして、この公共事業と予備費にかかる事業を円滑に実施するために、関係省庁においては、地方団体が対応しやすいように、執行手続きにおいては、速やかに対応してほしい。こういう要望が併せてございました。
これが閣議でありまして、閣僚懇に移りまして、まず、官房長官から、一つは、平成13年度予算概算要求基準について、予算関係について、これから夏の時期に13年度予算の概算要求を取りまとめていく作業に取り組んでいかなければならない。そして、その前段階としての概算要求基準については、政府として決定する時期が近づいていると、こう判断をしている。これについては、平成13年度予算は、省庁再編に当たり、各省庁が新省庁体制を前提として、連携、協力して要求を行わなければならないことから、8月早々に閣議了解を得たいと思っているので、よろしくお願いしたい。その際、概算要求に関する大きな枠組みについては、財政首脳会議などにおいて、与党幹部の方々と相談をさせていただくことになろうかと思うので、その点は了承をしてほしい。こういう発言がございました。
それから、本日2時から財政首脳会議が開かれるけれども、財政首脳会議第2回会合には、地方財政制度を所掌する立場から、自治大臣に、今後、政府側メンバーとして出席をしていただきたい。よろしくお願いをしたい。こういうお話がございました。
それから、官房長官から、もう一点、7月27日木曜日午前10時から、総理の所信表明の内容に関しての臨時閣議を開催をしたい。こういう通知があったところでございます。
今日の閣議及び閣僚懇は以上でございました。 |
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| 【愛知万博】 |
Q:
愛知万博についてですけれども、会場を大幅に縮小するということで決着したということですが、この件についての見解をお聞きします。 |
A:
この愛知万博に関しましては、これは、本年の4月に通産大臣と愛知県知事と協会が三者会談をいたしまして、そして、それまでの基本的な構想を抜本的に見直そうと、こういうことで中京女子大学の谷岡学長に委員長になっていただきました。
週一回のペースで、5月から、精力的に会談をしていただきまして、昨日、8回目でああいう形で決着を見たわけであります。
したがいまして、当初、海上の森というのを全面的に使用すると、こういう状況だったのですけれども、自然保護団体をはじめ、皆様方の意見を聞きながら、海上の森は、やはり、面積的には南部地区と西部地区に限るという形で縮小をしたわけであります。さらに、西の方の、いわゆる児童センター、そちらの方に会場を設けて、新しいコンセプトに基づいて行っていくということで、昨日、合意を見たところでございます。
私どもとしては、谷岡委員長に、大変指導力を発揮していただいて、そして、精力的に対応していただいて、こうしてまとめていただいたということは非常に素晴らしいことだと思っています。
したがって、今後は、担当の通産省といたしましては、協会、さらには、愛知県、そういうところと連携をとりながら、予算でありますとか、あるいは、その内容、そういうことを精力的に詰めていきたい。そして、9月の閣議了解をとって、12月15日にBIEの承認を得ると、そういう方向で私どもは全力を尽くしていきたい。こういうふうに思っておるところでございます。
ですから、博覧会協会を中心に、会場計画や資金計画の策定を急いで、そして、今申し上げたように、愛知県、関係省庁とも相談をした上で、BIEの登録の手続を行って、12月の総会における登録承認、これを目指して努力をしていきたいと思っています。
ご承知のように、今回のテーマは「自然の叡知」と、こういうテーマでありますので、それにふさわしい博覧会が開催できますように、内外の広い理解と賛同を得ながら、そして、日本の、ちょうど中央に属する愛知県で開催をしますから、後世にもその評価が残るような、そういう万博にするように、一生懸命に努力をしていきたいと、そういうふうに思っております。 |
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| 【九州・沖縄サミット】 |
Q:
九州・沖縄サミットが終了して、初めての会見ということですので、通産大臣の立場から、サミットの成果というものについてお聞かせください。 |
A:
これは、一応、サミットに関しましては、私自身も、それに先だって、EUとの首脳会議がありました。
また、IT関連のIT戦略会議の、特に、民間の方々のご意見などもしっかりと承ることができ、そして、通産省といたしましても、この沖縄サミットに一つはITの憲章をつくろうと、こういうことで、前から準備を進めておりました。
その結果、この沖縄サミットの大きな目玉の一つとして、IT憲章が打ち出せたことというのは、非常に私どもは良かったと、そういうふうに思っております。
それから、もう一つは、WTOの早期立ち上げでありますけれども、これに関しましても、ちょうどEUとのいろいろな連係プレーができる、そういう日程がございました。
EUの首脳とも何回か会談をした中で、EUとのいろいろな合意も形成することができました。
そういう中で、この沖縄サミットで、いわゆる新ラウンドの年内立ち上げと、こういうことが声明に盛り込まれたということは、私どもは非常に良かったことだと、こういうふうに思っています。
それから、さらに、重債務貧困国への債務削減、あるいは、国際犯罪、それから、バイオ、食品安全、ヒトゲノム、環境高齢化など、現下の課題、それぞれ一つ一つに正面から取り組んで、一定の回答を得ることに成功した。そういうふうに評価をしております。
ITについて、さらに付言させていただきますと、その可能性を最大限に引き出すべく、自由化を積極的に進める。それと同時に、日本も主張いたしました国際ルールを整備する。
また、貿易については、途上国が多角的貿易体制から、一層の恩恵を受けられるよう、その能力向上を支援する。そういう新ラウンドの立ち上げに努力すること、そういうことも、今度の新ラウンド、そういう中で、年内成立という形で、いわゆるサミットの合意が形成されましたので、そういうことでも私どもは努力をしていきたい。そういうふうに思っております。
事務方も一生懸命努力をしてくれましたけれども、その成果が今回の沖縄サミットには、大きな柱として盛り込むことができた。あとは、それを当省として一生懸命フォローアップをしていくと、こういうことで、これから一生懸命頑張っていきたいと、こういうふうに思っています。 |
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| 【愛知万博】 |
Q:
大臣は直接、愛知に行かれたお話も聞いておりますけれども、実際に、こういう形で森の部分について、計画を縮小したということで、改めて今回の計画についての感想をお聞かせいただきたいと思います。 |
A:
私も、先だって名古屋に参りまして、関係者がたくさん集まっておりましたので、やはり、担当する役所として、その地元の皆様方のご要望にお応えをして、全力でその成功を目指して、努力をしていきたい。こういうことを現地で申し上げました。
今回、大幅なそういう形で当初計画の見直しが行われたと、こういうことでありますけれども、やはり、これからの万博というのは、いかに自然と調和をしていくかと、そのスローガンにもありますとおり、自然との、そういう調和というものが非常に大きな要素になってまいります。
そういうことで、今回、幅広く自然を守る皆様方や環境団体の皆様方との合意も成立をしたと、こういう形ですから、やはり、この成功はそういう大きな枠の中で、後世代に、21世紀にふさわしい万博になると、こういうことに力点を置いて、私は、担当大臣として、関係者といろいろ相談をしながら進めていきたい。
ですから、大きな時間の流れの中で、今までの大規模な、あるいは、大公共事業を伴うような、そういうものから、新しい形の万博が愛知万博から生まれてくるのではないか。また、そういうことに関して、我が国もリーダーシップを持って、新しい概念の万博を国民の皆様方の合意をいただきながら、世界から評価させる、そういう万博を目指して、関係各位と知恵を結集して行っていきたいと、こういうふうに思っております。 |
Q:
会場の面積の縮小に伴って、入場者数の目標については、大幅に小さく見直さなければいけないと思います、入場者数の目標については、どうお考えですか。 |
A:
これは、これからの検討課題だと思うのです。
ですから、当初、予定していた人数というものは、それは、割合、海上の森を中心とした広大な面積、こういう形でいろいろ積算をされていたと思います。
しかし、これから新しい一つのコンセプトで、国民に納得していただくような、そういう万博というものが形づくられれば、別の面から、来場者も期待をできると、こういうことも言えると思いますので、これからそういう新しい概念に立って、どれだけ皆様方が来てくださるか、これから、いろいろ積算をしていかなければいけない。
ですから、必ずしも、当初立てておりました、今、ハノーバー万博というのは4千万人を目標にしていて、半分行くかどうかという、そんな見方も出ておりますが、そして、愛知万博に関しては2,500万人というような一つの目標でございましたけれども、私は、その形によって、逆に来場してくださる方が増えるケースも考えられると思いますので、やはり、開く以上はたくさんの人が関心を持って、来ていただくような万博をこれから協力をして、進めていかなければいけないと、そういうふうに考えています。 |
Q:
万博について、野中幹事長と森首相に報告をされたようにお伺いしているのですが、内容的にはどういうものでしょうか |
A:
昨日の決定を受けまして、ご承知のように、野中さんは、一番最初は竹下さんが会長を引き受けられ、そして、体をこわされて小渕さんに引き継がれた。小渕さんが総理になられて、そして、野中さんが代表をご承知のように引き受けられていました。
そういう責任者の立場にある方ですから、昨日の結果を踏まえて、担当大臣としてお話にお伺いをしました。
また、今日の夕刻、同じ趣旨で、森総理大臣にも、担当大臣として一連の経過報告をさせていただこうというふうに思っています。 |
Q:
昨日の記者会見で、野中幹事長は一つは資金面のことで、国として、それほど大きな面倒は見られないという趣旨の発言をされているのと、あと地元の熱意に欠けているのではないかということですが、この真意はどのように解釈されていますか。 |
A:
私も、新聞報道でそのことは知っておりますけれども、地元の熱意が足らないというご発言もあったように聞いております。
また、国費が膨大にかかると、そういう中で、なかなか、今の財政状況で厳しいというご発言もあったようです。
けれども、今日は、私はご報告をして、とにかく竹下先生も小渕先生も引き受けてくださったのだから、ひとつ責任ある立場で頑張っていただきたいと、こういうことでお願いをしてきました。
ですから、私は、野中幹事長は、今の厳しい国の財政でありますとか、あるいは、いろいろなそういうご自身で感じられた地元のそういう取り組みに関しての感想を言われたのかと、特に、私はそのことは今回掘り下げては2人の中では話をいたしませんでした。 |
Q:
頑張っていただきたいという言葉に対して、野中幹事長の方からは、それに答えるような言葉というのはありましたか。 |
A:
野中さんは、それに関しては、竹下総理も亡くなられて、小渕総理も亡くなられて、自分も京都の人間だからというようなニュアンスのことは言っておられました。 けれども、しかし、通産大臣としては、是非、引き続きおやりいただきたいということは、しっかりと申し上げておきました。
(以 上) |