147回衆議院憲法調査会(2000/04/27)
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○平沼委員
自由民主党の平沼赳夫であります。
今まで憲法調査会に私も出席をいたしまして、その成立過程について参考人の意見等を聞かせていただきました。その中で、押しつけたということに関しては、もう共通の認識になった、これは事実だったと思います。その押しつけられた憲法は、定着したからもういいではないか、また、理念的にもいいものがたくさんあるんだから、この憲法をそのまま使ってもいいじゃないか、そういうような意見もあったわけであります。
しかし、法治国というのは、言うまでもなく法が支配している国家体系であります。したがって、法が支配、運営する国ということを考えれば、やはりその出自、目的的に押しつけられた今の憲法というものをそのまま金科玉条としていただくことは、やはりけじめの問題としてふさわしくない、私はこういう認識であります。
この前、私は質疑のときにも申し上げましたけれども、今の日本国憲法というのは、明らかに占領側が負かした側に対して、二度と再び立ち上がらせないように、そして、でき得べくんば未来永劫友好的な属国として位置づけよう、こういう目的で法治国の大本たる憲法を押しつけてきたわけであります。それを完全ならしめるために、占領期間中、二千を超えるポツダム勅令という形で、徹底的に日本のいわゆる体制というものを破壊したことも事実であります。その中にはいいこともあったことは認めることにやぶさかじゃありませんけれども、徹底的にそういうことをやってきたことは事実であった。
さらに、検閲制度というものをしいた。これも、事前検閲制度という形で言論を徹底的に封鎖し、これまた非常に巧妙にやってきた。そしてさらに、二十三年以降は、事後検閲という形でも日本の政治あるいは社会体制に非常に大きな影響を与えてきた。
そういうことを考えてみますと、我々は法治国の日本というものを、独立を回復した、こういうことであれば、やはり我々自身の手に成る憲法というものをそろそろつくる時期になってきた。五十年たって、ようやく周囲の状況から、国会に常設の憲法調査会ができた。
私は、論憲だとかいろいろなことは言われていますけれども、この憲法調査会の目的というのは、本当の独立を達成するけじめとして、我々の手に成る新しい憲法をつくる。このことは当然のことでありまして、時間をしっかりかけなければならないと思っていますけれども、やはり憲法調査会でこれからいろいろな観点で論議をしながら、その中で我々国会が責任を持って新しい憲法をつくって、二十一世紀にたえ得る国家をつくっていく、このことが国会に出させていただいている我々の責務だ、こういうふうに思っておりますので、そういう形でこれから活発な議論もしていきたい、こういうふうに思っております。
以上であります。 |
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